肩を落として屋上に行くと、
真都も秦も既にお弁当を食べているところで。


「いいから早く弁当食え、ほら」

「イチゴパンケーキ食べたかったなあ…」

「…6限にある数学の小テスト、合格点だったらいい事あるかもよ」

「本当?!頑張る!!」

「うわ、さすが秦。買ってたの?」

「ん。レナの気合い入るだろうと思って」


このバカップルは本当、いつも見てて羨ましい。

どう見たってお互い、相思相愛なんだから。

それに引き替え…


「おい直!」

「何!しつこいよ!!」


こいつといったら!