それからも、メールは続いた。

学校の話し。

《優希ちゃんは、何歳なの?》

《あたしは、13歳。中学1年生だよ?
春樹くんは?》

《俺は、20歳。7歳も違うね。》

《え?!そんなに?
じゃあ、春樹さんのほうがいい?》

《ううん。春樹くんって呼んで?それに、タメ口でいいからね。》

《はーい》

それから住んでいる所。

《春樹くんはどこに住んでるの?
あたしはすっごい、田舎だよー》

《俺は大阪だよ。田舎って、どこらへん?》

あと、誕生日。

《きいてきいてーあたし、後ちょうど
7ヶ月で誕生日なんだぁー、
春樹くんは誕生日いつ?》

《ってことはひな祭りー?!
俺は、こどもの日。
もう子どもじゃないけどね。》

あと、血液型。

《優希ちゃん、血液型何?》

《あたし、大雑把だからよくOがた?つって聞かれるけどB型なんだ
春樹くんは?》

《え?B型なの?
O型かと思ってたー
俺は、O型。》

それで分かった事は、

春樹くんは、20歳で、あたしより7歳も

年上。

住んでいる所は大阪で、結構遠い。

O型で誕生日5月5日の子どもの日。

ーー……と、こんな感じ。

何日経ってもメールは続いた。

だけど、ある日そのメールは途絶えた。