「俺の本名…春樹っていうんだ。春の樹とかいて、春樹。」
「……へ？」
「わからない？はじめして。優希ちゃん」
「はじめして…春樹さん…」
そう言うと春樹さんはクスッと笑った。
「春樹くんでいいって言ったよね？」
「？？」
「間違いメール…ごめんね？」
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「………春樹…くん？」
「やっと言ってくれた…」
「……な…んで？」
「支えてくれて…ありがとう」
「なんで…ここに？」
「なんでっていわれても…」
「～っ！心配したんだからねっ！いきなりメールこなくなったり！
～っ…逢いたかったんだから…」
「ん…俺も…」
そう言って春樹くんは優しく抱きしめてくれた。
