紀恵は、あたしを支えて紀恵の家までいってくれた。

紀恵の家は、あたしの家とは正反対。

だけど学校から2.3分で着いちゃう近さ。

紀恵の両親は共働きで、家にいない。

あたしはそれにホッとして紀恵に

「ありがとう」

といって、紀恵の部屋に先に向かった。

「ココアでいい?」

紀恵はココアを持って後から部屋に来た

「うん。ありがとう」

ココアは好き。

凄く落ち着くから。

今は1月。

暖かく甘いココアはとても美味しく感じた。