カナは、ハロウィーンのランタンやリース、窓に貼るジェルジェムなど、気に入った物を次々と手に取っていく。

どれも、誰が見ても「カワイイ!」と言いそうな物ばかりだ。

オーダーメードの予約もして、カナは、とても満足そうだ。

「思ったんだけど、そんなに買って、金大丈夫なのかよ。俺のゲーム買う金おいてあるのか。」

と、カイト。

「ダイジョブ!!この日のために、今までのお小遣い全部貯めてたんだから。」

カナが、きっぱり言い放つ。

カイトは、呆れたようにため息をついた。

そして、二人はレジに向かって行った。