「ねえ、カイトはどんな夢みたの?」

「説明するのがめんどくせえよ。」

「えー、いいじゃん、別に。えぇと、私はねぇ‥ー。」

そんな二人は、自分達の手元を見てはっとした。

ランタンが入った青緑色の袋が、光を受けて、キラキラとに虹色に輝いていた。

(夢じゃなかったんだ!)

どうやらあれは、夢ではなかったらしいー。