あとは、ニスでコーティングすると出来上がりだ。
 
カイトは、ふと時間が気になって、周りを見渡した。

すると、

「あれ、ここの時計、全部止まってる‥?!」

カイトは少しぎょっとした。

この店には、ざっと見渡す限り、軽く10個くらいは時計があったのだが、

どれも秒針が動かず、7時や12時など、色々な時間で止まっていたのだった。

「あぁ、すまんのう。みんな、電池切れのようじゃ。」

スコットンじいさんが言った。