「魔法じゃよ。」

老人が言った。

「魔法‥‥?!」

「おい、お前。そんなのウソに決まってるだろ。
マジックかなんかだよ。」

けれども、カナの目は輝いた。

「ステキ!!」

老人は、また、豪快にはっはっと笑った。

「そうじゃろう?」