「いえ、お金は、払います。まあ、俺はただの付き添いですけどね。
でも‥‥。」

そう言って、カイトは苦笑した。

老人の指さす方には、大きなカボチャが2つ、ぽつんとあるだけだ。

(あれを、どうしろっていうんだ?)

カイトは思った。