中に入っていくと、雑貨の店のようだ。 「‥どうやら、店のようだな。」 二人は、窺うようにして、その店の雑貨を見まわしていく。 そこには、幾何学模様の布でできた入れ物や服、 ワイヤーで作られたペン、 夜空を走る列車とその軌跡をラインストーンで描いた布が入れられた枠、 ほわほわのテディーベア、絵本など‥。 たいてい個性的な雑貨が、ところせましと並べられていた。 「‥あ、あれは‥。」