ノックしてから、その、小さい家のような建物の中に入っていった。 それは、何だか北欧の山の中にぽつんとあるようで、 暖かくて優しい、そしてどこか懐かしい雰囲気が漂う建物だった。 白塗りの壁。ドアや窓は、木でできている。 屋根は、深い青緑色。 それに、大きなステンドグラスの窓があった。 ぼんやりとした光は、この窓からもれていたのだった。 「‥何で、ここに家があるの‥?」