カラン、カラン。

ーしばらくの間、二人の足音だけが、暗闇に大きく響いていた‥‥。

足音は、空洞の中を歩くような鋭い音で響いた。

すると、

「あっ、何か光があるぞ。」

カイトが、何かを発見した。

「本当だ!」

暗闇の中に、ぼんやり、ぽつんと灯る光がひとつ。