12 拾う

ザーー…ザーー…

浦田: 雨 結構降ってきたなー。

俺は仕事帰りコンビニに行って家に帰る途中…
雨が降ってきたから近くのバス停に走る。

そこには

沖野星那…

何してんだこんなところで。
俺は近づき小さく丸まって小刻みに震えている沖野星那の肩に俺がきていたコートをかぶせた。

暖かくなったからなのか沖野星那は目を覚まし大きな声で
誰ですか!? とかふざけんな…

俺が顔を上げると沖野星那は俺の名前をまたまた叫んだ。

何で助けた?そりゃお前だからだよ…でもそれは言えない。相手はまだ高校生ましてやこの前中学生を卒業した… 子供だからだ。

助けたものの相手はびしょ濡れだ… 俺の家に連れて帰ってものにしたいが、それは最悪なやつがすることだ。だから俺は家まで送ってやることにした。

さあ、これから俺は我慢できるのだろうか…いや、我慢しなきゃいけない…。

浦田サイド終わり