「間島!!まじまゆな!!」
「あっ、はい」
キーンコーンカーンコーン(チャイム)
入学式から少したち、部活の入部などが…
正直めんどくさい
私は勉強も普通に良い方だし、運動神経も皆よりはできる方だ
顔だって入学して5~6には告白されたし
ただ私には過去に思い出したくないことが
「結菜~ぼーっとしてたけどどうかしたの?」
ぼーっとって言うか寝てた。
この子は親友の真希。小学校からの幼なじみでもあり、なんていうか腐れ縁?
「ごめん。昨日テレビ夜中まで見てて…」
「そっかぁ~そういえば今日部活どう決めるんだよね?結菜何にする?」
めんどくさいなぁ…
「いいなぁ~と思うのはバスケットとか??」
バスケットなんて正直一生やりたくない。
ちょうど4か月前…
バスケット決勝
『選抜メンバーを発表する。まず間島』
「はいっ頑張ります」
「葉月、小林、界橋・・・」
『それじゃあ皆、悔いを残すなよ』
〚はいっ〛
試合開始っ!!ピーーーっ
「結菜パスっ」
「ありがとう」
シュート
(よっし!)
そのまま同点のまま進み
やばい!残り10秒しかない…
「お願い!!パス結菜」
(ブザービート!!狙うしかない)
ビーーーーーーー
シュート
「2中優勝!!!これはかなり歴史に残りますね」(アナウンス)
(歓声)
(痛い…着地失敗した)
「どうかしたの??」
「なんか足首痛くて…」
尋常じゃないくらい痛い。
「監督~結菜の足めっちゃ腫れてるんです 泣」
「骨折ですね。しかも重度ですあるくのも困難ですよ。」
は??
「え?せっかくプロへの道に一歩進んだのに…先生いつ治るんですか!」
「まだ分かりません。ひとまず松葉づえではだめです。車いすに乗ってください」
もっと意味がわからない…
「結菜~?おーい」
「あっごめん考え事してた」
嫌な思い出だ。
「でも足、復活してよかったよね?」
「どこが復活なの?松葉づえに変わっただけじゃん」
(チャイム)
「はーい席に着けー今から今日始まる部活を決めるっ」