キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「ありがとうございました。」
ザワ…
「午前中終了ーっ」
「お腹減ったー…」
「ゆりな、さっきお菓子食べてたじゃん。」
「お菓子とご飯は別腹だもーん」
「はいはい。」
専門学校に入学して早2ヶ月。
私、北村あゆな。
それなりに友達も出来て楽しい毎日を送っている。
「今日はなに食べよっかなーっ」
「よくお菓子食べて普通にご飯食べれるよねー」
「だからーお菓子とご飯は別腹なのーっ」
「たから太るんだぞー」
「もう太ってるー」
「あははっ」
彼女は橋本ゆりな。
高校時代からの友達。
「あゆなとゆりな、コンビニ行くんでしょ?」
「先に食べとくよー」
「はぁい。」
「千秋と朋子は毎日毎日えらいよねー。お弁当作る時間あったら寝ときたいよー。」
「そーいうゆりなは寝坊助だからねー。」
「ホント。毎朝起こすの大変なんだから。」
「お疲れ様です。」
「ちょっと3人で人の悪口言わないでよーっしかも本人の目の前でっっ」
「悪口じゃないもーん」
「嫌みだもん」
「もっとたち悪いっ」
そんなやりとりをしているのは
専門学校に入学して最初に出来た友達。
東條千秋と宮下朋子。
基本学校ではこの4人で行動している。
ーーー
「まったく…千秋たちってばすぐ悪乗りするんだからー」
「いいじゃん。楽しいもん。」
「私は全っ然、楽しくないっ」
「あははっ!!ま、早く起きれるよーになれば言われないって」
「それが出来たら苦労してないってー…」
「まぁね。ん?」
千秋たちと別れ
昇降口へと続く廊下を歩いていると突然、ゆりなが足を止めて一点を見つめる。
その視線の先には、同じ学科の藤本航汰くんの姿があった。
まぁ同じ学科といってもコースが違うから
教室は違うんだけど
行事とかは学科ごとになるから何回か顔を合わせた事がある程度の知り合い。
で、ゆりなはオリエンテーションの時に一目惚れしたらしい。
「…ゆりなさん。何で止まってるの?早くご飯買いにいこうよ。」
私の横でいまだに立ち尽くしているゆりなに向かって
声をかける。
「だって…通り道に藤本くんが…」
「挨拶して通り過ぎたらいいじゃん。」
「なんてっ!?」
「なんてって…お疲れ様とかこんにちはーとか?」
「…っ。無理っ緊張するっ」
「緊張するってあんたねー…そんなんじゃ卒業するまでホントにメアド聞けないよー。」
「うー…あゆなの意地悪っ」
「知ってる。」
ゆりな、普段は元気いっぱいのくせに
こういうことになると突然、引っ込み思案になるんだから。
「そんなことしてたら昼休み終わるから。ほら、いくよ。」
「あゆな、前歩いてー」
「はいはい。」
ため息をつき、ゆりなの前に立って歩き始めたと同時に
藤本くんと視線が重なる。
「あ。橋本さんと北村さん。お疲れー」
「お疲れー。」
「北村さんたちって結構、一緒にいるよな。仲いいんだな。」
「あ、うん。高校一緒だから。ね、ゆりな。」
「えっ!?あ、うんっ」
未だに私の後ろで隠れているゆりなに話しをふる。
「そーいえばさ、藤本くんって彼女いるの?」
「出来たら欲しいんだけど世の中そんな甘くないよな。」
「えーモテそうなのにー。」
「ははっサンキュー」
「だったらさメアド聞いててもいい?暇な日とか遊んだりしよーよっ」
「だなっ。」
「ありがとうございました。」
ザワ…
「午前中終了ーっ」
「お腹減ったー…」
「ゆりな、さっきお菓子食べてたじゃん。」
「お菓子とご飯は別腹だもーん」
「はいはい。」
専門学校に入学して早2ヶ月。
私、北村あゆな。
それなりに友達も出来て楽しい毎日を送っている。
「今日はなに食べよっかなーっ」
「よくお菓子食べて普通にご飯食べれるよねー」
「だからーお菓子とご飯は別腹なのーっ」
「たから太るんだぞー」
「もう太ってるー」
「あははっ」
彼女は橋本ゆりな。
高校時代からの友達。
「あゆなとゆりな、コンビニ行くんでしょ?」
「先に食べとくよー」
「はぁい。」
「千秋と朋子は毎日毎日えらいよねー。お弁当作る時間あったら寝ときたいよー。」
「そーいうゆりなは寝坊助だからねー。」
「ホント。毎朝起こすの大変なんだから。」
「お疲れ様です。」
「ちょっと3人で人の悪口言わないでよーっしかも本人の目の前でっっ」
「悪口じゃないもーん」
「嫌みだもん」
「もっとたち悪いっ」
そんなやりとりをしているのは
専門学校に入学して最初に出来た友達。
東條千秋と宮下朋子。
基本学校ではこの4人で行動している。
ーーー
「まったく…千秋たちってばすぐ悪乗りするんだからー」
「いいじゃん。楽しいもん。」
「私は全っ然、楽しくないっ」
「あははっ!!ま、早く起きれるよーになれば言われないって」
「それが出来たら苦労してないってー…」
「まぁね。ん?」
千秋たちと別れ
昇降口へと続く廊下を歩いていると突然、ゆりなが足を止めて一点を見つめる。
その視線の先には、同じ学科の藤本航汰くんの姿があった。
まぁ同じ学科といってもコースが違うから
教室は違うんだけど
行事とかは学科ごとになるから何回か顔を合わせた事がある程度の知り合い。
で、ゆりなはオリエンテーションの時に一目惚れしたらしい。
「…ゆりなさん。何で止まってるの?早くご飯買いにいこうよ。」
私の横でいまだに立ち尽くしているゆりなに向かって
声をかける。
「だって…通り道に藤本くんが…」
「挨拶して通り過ぎたらいいじゃん。」
「なんてっ!?」
「なんてって…お疲れ様とかこんにちはーとか?」
「…っ。無理っ緊張するっ」
「緊張するってあんたねー…そんなんじゃ卒業するまでホントにメアド聞けないよー。」
「うー…あゆなの意地悪っ」
「知ってる。」
ゆりな、普段は元気いっぱいのくせに
こういうことになると突然、引っ込み思案になるんだから。
「そんなことしてたら昼休み終わるから。ほら、いくよ。」
「あゆな、前歩いてー」
「はいはい。」
ため息をつき、ゆりなの前に立って歩き始めたと同時に
藤本くんと視線が重なる。
「あ。橋本さんと北村さん。お疲れー」
「お疲れー。」
「北村さんたちって結構、一緒にいるよな。仲いいんだな。」
「あ、うん。高校一緒だから。ね、ゆりな。」
「えっ!?あ、うんっ」
未だに私の後ろで隠れているゆりなに話しをふる。
「そーいえばさ、藤本くんって彼女いるの?」
「出来たら欲しいんだけど世の中そんな甘くないよな。」
「えーモテそうなのにー。」
「ははっサンキュー」
「だったらさメアド聞いててもいい?暇な日とか遊んだりしよーよっ」
「だなっ。」