「なーるほど。でもさ、前にお札あげたじゃん。あれは?」


お札…って。
そうか、この人が作ってくれたものなんだ。




「あれはもう効力がない。ネズミ1匹消滅出来ない。」


「そりゃそうだよね。あれは400年前作ったものだからね。」


「そんな昔のものをくれるな。」



……。あれ…?


今、ジンさんサラッとおかしなこと言わなかった?

400年前って…?
そんなに昔からレオたちは生きてるってこと…?




「あはは、理亜ちゃんどうかしたの?」

私の異変に気付いたのかジンさんは優しく聞いた。




「400年前にあのお札を、あなたが作ったんですか?」

「そうだよ。」

「…てことは…。」

「そ。オレらはそんな昔から生きてるってこと!…レオから聞いてなかった?」



私は左右に頭を振る。


何?どういうこと?




「正確に言うと580年前にオレたちは天界に生まれた。500年前の影との戦いも経験している。」


レオが付け足すように言った。