雲ひとつない天気。
今日はまちに待った休日。
私は布団の中でその心地よさに浸っていた。…なのだが…。
「おい、理亜。そろそろ起きたらどうだ?もう7時だぞ。」
あれから1週間。レオは私のことを理亜と呼ぶようになった。もちろん、これは私の名前。
「だーかーらー、まだ7時でしょ?…もう少し寝かせてよ…。」
私は布団の中でモゾモゾと答えた。
初めはスッピンだったり、寝間着姿だったり見られるのが恥ずかしかったが、そんなのも3日も過ぎれば気にしなくなっていた。
レオもレオで"いい年した女が~"なんて小言を言うわけでもなく。
私は完全に干物女道まっしぐらだった。
…だけど、こういうことには敏感なのか。起きる時間、寝る時間、食生活などにはめっぽううるさい。