急に眉間に皺をよせて目を細めて静かに言った。


「う…ん」


「まぁ、後は自分で考えろよ」


「うん。でも私には難しい。こんなの初めてだし。

紅葉は好きな人いる?」


「ん?
俺はシスコンだから」


「……



私もだけどね」










この日は二人で久々に同じ布団で寝た。





凄く兄として
家族として


紅葉に甘えたくて。