家庭内での事は私が小さい頃から徐々に悪くなっていった。

まるで上辺だけの家族。


小学生の時は、私にはいっぱい友達がいて
外で遊ぶ事も大好きだった。





けれど、運動会や遠足などの行事に母はお弁当を作ってくれず
私は夕飯の残りなどを持って行ってた。



授業参観なども来る訳がなく五、六年生になった時、それは私への悪口へと変わった。






友達だった子が言いふらす。

小学生からすれば
それだけの事でもネタになり、それが楽しくて仕方ない。


イジメを受けた訳じゃない。
だけど陰で悪口を言われる事は幼いながらも嫌な事で、裏切られたと思った。




中学に上がってからもそれを理由に悪口へとなり
嘘つかれ、裏切られ、いつしか″友達″って言葉を捨てた。





キッカケとなった両親を嫌いになった。




人間を嫌いになった。

感情を捨てた。





自分を守る為にやった結果、自分自身をなくし、塞ぎ込み、誰とも関わらない″私″を作り上げた。





最初は凄く怖かった。孤独だった。
辛かった。




涙を流して
いつしかそれは枯れて

全てを忘れた。





最初から″今の私″であったかのように
全てを感情と共に心の奥へとしまいこんだ。