あー だりー


ポッケに手を突っ込んで歩いていた


ゴツンッ


掃除ロッカーから出てたほうきにつまづいた


こけるっ...!!




ふわっ...



「大丈夫っ??」


「えっ...あ、大丈夫です...」


その男は私を優しく支えてくれた


なぜだか包容力がある...


思わずガラにもない敬語使ってたし...


「1年の加藤美空ちゃんだよね??
2年に用でもあんの??」


「あ、安藤奏って人探してて...」


この人にはなんかタメ口とか使えねーな...


「奏ならもう来てるから呼んできてあげるよ」


そう微笑んでクラスに入っていった


何て言うんだろう

すごく大人って感じだ