うわわわわ、いつ見ても、イケメン!


この顔に慣れるってことは、永遠になさそう。


ドキドキしながら、家で練習してきたとおりに伝える。




「あのね、実は、バスケ部の友達とちょっと口げんかになっちゃって。
でも、明日も練習はあるから、長く引きずりたくないんだよね。
だから、あとで電話して仲直りしようと思ってるんだけど、どう言っていいかわからなくって、困ってるんだ」




よし、ちゃんと言えた!


もちろん、口げんかした、なんて、真っ赤なウソ。


ウソをつくのって、緊張するー。


でも、悠馬君は疑う様子もなく、うーん、と考えてくれている。


どうやら、うまくだませたみたい。