「柚ちゃん、学校にいっぱいいる狼達に襲われないよう気を付けなさい」



「な…!おじさん!襲われるって…」


突然の言葉に思わず顔が赤くなる



「ははは!柚ちゃんにはまだ早かったかな?しかし、本当の事だから気を付けなさい」


「はぁ………」




そんなにこの学校は危ないの?


そんな学校に入れるのをよくお父さんとお母さんは思ったもんだ



「これは、寮の鍵だ。柚ちゃんは、女の先生と同じ部屋だから安心しなさい。」


「は、はい!」


「じゃあ、学校内の事はあいつらに教えてもらってくれ」




あいつら…?


あたしが言おうと口を開いたときと同時に扉が開いた