その中でいつもの三人で小さな輪を作ってスタートの合図を待つ
「あー冬なのに暑苦しいとかまじなんなん」
「わぁ〜トモちゃん怒らんで〜」
密集していて、隣の人の熱を覚えるほど
トモちゃんはこーいう人混、苦手だもんね
トモちゃんとミホちゃんが話している中なんとなく別方向に視線をズラすと
「ぇ・・・」
バッチリこちらを見ている早瀬川くん
ケド、私も早瀬川くんを見ているのに目が合うことはない
だって、早瀬川くんはトモちゃんと楽しそうに話しているミホちゃんを見つめているから
ちょっぴり頬を染めてポーッとミホちゃんを見つめる早瀬川くん
「・・・っ」
・・・やっぱりっ