まさか、また来れるようになるなんて・・・
「・・・ックシュ」
・・・やばい。
とりあえず早く着替えよう
寒いし、風邪引きそう
慌てて早瀬川くんが持ってきてくれたバスタオルで身体の水分を拭き取り、スウェットに着替えてびしょ濡れになった制服をタオルで包む
それを抱えてゆっくりとリビングの戸を開けるとソファーに腰掛けて何やら携帯を操作している早瀬川くん
「あ、一ノ瀬さん」
名前を呼ぶと携帯を閉じて私の元へきてくれた
「色々貸してくれてありがとう」
「いいよ。制服貸して?乾燥機かけてくる」
そう言ってくれる早瀬川くんにタオルでグルグル巻きにしてある制服を渡す