「あ、モコォ~おはよぉ~」







「ニャァー」








我が家で飼ってる白猫の"モコ"が私の部屋で一緒に寝ていたみたい







ふぁぁぁ、モコ可愛いぃ~









チャリンチャリンと首輪の鈴を鳴らしながらモコの顎をワシャワシャと撫でる










そう言えばお母さん"遅刻する"とか言ってたよーな








掛け時計を確認する









「・・・・・・ッ」









ちょーっと・・・








「・・・やばいかも」









壁に掛けてあった薄くピンク色のラインが入ったチェックのスカートを履き







白いブラウスと紺色のブレザーに袖を通して








赤いリボンを付けて茶色いスクールバックを持ってドタドタと階段を降りた










「お母さんおはよ!」










「おはよう。急がないとほんとやばいよ!早くご飯食べちゃいなさい」