【miu side】
「よいっしょ。」
重たい重たい教科書を教室の後ろにある自分のロッカーの中に仕舞い込む
時間が過ぎるのはあっという間で
夏休みが明け、早1週間
五限目を終えた私は今日使った教科書と明日使う教科書を入れ替える作業をする
今日の六限目はHRだから早くも1日を終えたかのように気分は軽々としていた
そんな時、変わらずのカッコいいルックスに甘い笑顔で私に声をかけてくれた早瀬川くん
去年に比べて一緒の時間を過ごす事は増えた筈なのに、早瀬川くんと話す時はまだ緊張するっ・・・
「テツと映画行くのに前売券買ったんだけどアイツ他の奴と行くことになってさ。
よかったら一ノ瀬さん一緒にどうかな??」
「へっ・・・」