ーー・・・
あれから早瀬川くんを自然と目で追うようになって
いつも、どんな時も明るくて
人当たりが良く、誰にでも優しくって
バスケも上手で
でも、見えない所で努力していて
そんな彼の側にいたい。
もっと、色々知りたいって思って
私は、早瀬川くんが好きになっていた
「・・・ーッー・・・美羽!!!」
「はぇっ?!」
「何ボーッと見入ってんのよ。」
「わ、ごめんごめんっっ」
懐かしいコト、思い出したなぁ
「美帆子が待ってるんだから行くよ」
トモちゃんを追うようにしてその場を後にする
私は、確かに早瀬川くんが好き。
ケド、何をどうすればこの恋が実るのかわからなくて
ただ、静かに片思いをしていたら気付けばもう高校生活1年目の終盤に差し掛かっていた