その時ブーブーっとバイブレーションする携帯










「あ、お母さんから電話が・・・」











「分かった。じゃあ、気をつけて帰れよ!」












「はい!町田先輩もお気をつけて」













すぐ側にあった駅の改札口へ雨に濡れることなく入っていった先輩を見届けてから電話にでる











「もしもし?」











「あ、美羽?雨降ってきたけど平気?」












「うん。折りたたみ傘持ってきてるから」











「それならよかったわ。

それで、お母さん今日帰り遅くなりそうなのよ!!パパも会社の人と呑んで帰るらしいからお夕飯適当によろしく!」











そんな、お母さんに"はいはい"と返事してから電話を切る。










「さて、帰ろ。」