「後ラブレターの件だけどさ……」
言いにくそうにエイジが口を開く。
「ああ、それね……多分、私を恨んでた誰かの仕業だと思うよ」
私をここに閉じ込めようとした誰かの策略。
結局、私っていつも損な役回りなんだよね。
「いや、それ……犯人、俺」
「は、はぁ⁉」
ちょっと待って‼
どういうこと⁉
エイジが⁉
「いやいや、そんな冗談いらないから」
ははは、と乾いた笑いが思わず零れた。
「いや、マジだし」
はぁ⁉
もうなんか、色々わけがわからない。
人間不信って、こういう風にして陥っていくのかも。
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