それから月日が経ち
夏休みに入った。

あれから私は
SKYが集まる倉庫に
しょっちゅう顔を出すようになった。
雷斗の彼女だからって
みんなに挨拶されたりする。

奈々美と奏くんも
ラブラブで四人で出かけたりもした。

雷斗のバイクの後ろに乗って
よく、走ったりした。

もぅすぐ花火大会だ。
今日も私は倉庫に来ていた。

ガラガラ〜

ドアを開けて
いつも通り中に入った

「こんちわっす!」

雷斗の後輩から
挨拶されるのは日常茶半時だ。

『こんにちわぁ』

私も笑顔で返事を返す

奥につくと
今日は雷斗と龍くんがいた。

龍くんとは
私と同じ年で
SKYの幹部にあたる人だ。
奏くんと仲が良く
最近よく喋るようになった。
雷斗をすごく慕っている。

「おっ 理沙ぁー来たかぁ!」

雷斗が笑顔で出迎えてくれた。

『雷斗ーっ?♪』

私は甘えた声で
雷斗にすりよった。

「どしたぁ?」

『花火大会一緒に行きたいなぁ?♪』

「いいぞー‼その代わり浴衣強制な?ニヤッ」

『雷斗…目がエロいょ…ww』

「あははっ 理沙たん着てくれるょな?ニヤッ」

『着るょー♪』

そんな他愛ない会話が
何より幸せだった。