「家族は大事にな。ケンカはするなよ。サポートはするから」


「花歩と笑顔の絶えない家庭を作りたい」


花歩には笑っていて欲しい


花歩の笑顔に癒されて頑張ろうと思えるから


「やっぱりお前は変わったな。雰囲気が明るくなった」


親父でも分かるくらい変わったんだな。


「お前も今日はゆっくり休むんだぞ。明日、美容室に連れて行けよ」


「花歩の長い髪好きだったのにな…」


切るなんてもったいない


「仕方ねーよ。双子だとさすがに邪魔になるだろうし。髪の毛はすぐに伸びるよ」


他愛のない話をして花歩のところへ戻った


親父とこんなに話したの久しぶりだな


「花歩、そろそろ戻るぞ」


「あっ、うん。車椅子押してね」


花歩を支えて車椅子に乗せる


「未咲さん、おやすみなさい」


しっかりと挨拶をして部屋に戻った