「その分、勉強やお店の手伝い、バイトを頑張ってもらうわよ」


未咲さんの目が真剣だった


「だけど、1番は花歩を幸せにすること。子供も出来るんだし良いパパになりなさい」


奏哉はしっかりと頷いていた


「俺達だって手伝うさ。手伝ってもらうこともある。だから、心配や遠慮はせずに暮らしなさい」


「ありがとう」


奏哉、良い両親だね。


それからお風呂に入ったりしてあたし達は部屋に戻った


「花歩、部屋は明日見に行こうな。」


「そうだね。奏哉、クリスマスプレゼント」


「俺にもあるの?」


あたしはラッピングされた箱を渡す


「拓海さんに聞いて選んだの」


気に入ってくれるかは分からないけど…


「腕時計だ。欲しかったんだよ。ありがと。大事に使うからな。」


喜んでくれて良かった