「この子達が産まれて来るまで保留で。」


「そうだな。またゆっくり来よう」


一旦、このお店を出る


「あれ、花歩。財布壊れてる?」


「あっ、バレた?愛着があってなかなか変えれないんだ。だけど、もうそろそろ変えたい」


財布を見つめながら呟く花歩


「もし、買えるならどんな財布が良い?」


一応、聞いてみる


「薄いピンクの長財布。でも、今はこれで我慢する」


花歩は財布を直し込んだ


「あっ、そうだ。奏ちゃんのクリスマスプレゼント買いに行こうよ」


「そうだな。忘れてたよ」


花歩には“妹なんだから忘れたらダメだよ”なんて言われた


花歩と2人で奏の喜びそうな物を探しに行くことに…


最近はお絵描きにハマっている奏。


悩んだ挙げ句、スケッチブックと色鉛筆、クレヨンにした


2人からのプレゼント。