それから、他愛のない話をしながらゆっくりした


「そろそろ行こうか。」


花歩を立ち上がらせ車椅子に座らせた


「奏哉、今日は俺の奢りな」


「良いんですか?」


「もちろん。花歩ちゃん連れて明日も来いよ」


“分かりました”と言ってお店を出た


「街はクリスマスモードだね」


外に出て花歩が呟いた一言


「カメラ持ってきたんだろ?撮ると良いよ」


花歩は嬉しそうに飾り付けされたリースなどを撮っていた


俺も花歩と一緒になって写真を撮る


また、現像しなきゃだな


「奏哉、寒くなった。お店に入ろ?」


確かに寒いな。


俺達はショッピングモールに入った


「冬休みになったから人が多いね」


「だから、仕方ないさ。なに見たい?」


「うーん。なにから見よ」


これだけ広いと迷うよな