「入って来た時から気になってたんだけど、もしかして…」


「多分、智人さんが思ってる通りです」


智人さんのことだから気付いてるはず


「だから、バイト始めたんだな」


俺は小さく頷いた


「で、花歩ちゃん性別どっち?」


智人さんは興味津々に聞く


「今のところ女の子です。双子さん」


「双子なの?」


やっぱりそこは驚くよな


「はい。双子の女の子です」


「へぇ~。双子か…女の子だったら奏哉は絶対に溺愛するよね」


「あたしもそう思います」


「やっぱり?ハハッ…。じゃあ、奏哉は尚更頑張らなきゃだな。」


なんか2人して俺の話しで盛り上がってるし


「あたしも動けない状態だし奏哉に頑張って貰わなきゃ」


花歩が泣きそうな顔をしたので自分の席を立ち花歩の隣に腰掛けた