「此処は?」


「俺のバイト先のカフェ」


なんか花歩連れてくるの、恥ずかしいな


「いらっしゃいませ」


奥から智人さんが出てきた


「あっ、奏哉。来たんだな」


「奥の個室空いてます?」


「あぁ、空いてるよ」


早い時間だし、お客さんも少ない


数は少ないけど、このカフェには個室がある


だから、ゆっくり出来るんだ。


「案内するよ」


智人さんに案内され個室に入る


「花歩、立てるか?」


「うん。掴まれば大丈夫」


花歩が倒れないように支えて椅子に座らせた


そしてメニュー表を見た


「あっ、オムライスがある」


「オムライス好きか?」


俺の問いかけに笑顔で答えた花歩


「智人さん、オムライス2つお願いします」


「はいよ。奏哉、じっくり聞かせてな」


智人さんには話さなきゃな