「奏哉…立って良い?」


「リハビリするか?」


頷いた花歩を支える


立つこともリハビリ


「まだちょっとしか立てないや」


「無理せずにゆっくりで良いよ。時間を掛けてゆっくりな」


「ありがとね?」


俺は笑顔で頷いた


「さっ、買い物行こう。子供の洋服とかみたいだろ?」


「うん。行く。車椅子じゃないとね」


貴重品を持ち玄関へ向かう


「母さん、出掛けて来る」


「気をつけるのよ?花歩、楽しんでおいでね」


「はい。楽しんで来ます」


他愛のない話をして出掛ける


「ちょっと早いけど、昼飯食べるか。」


「うん。奏哉に任せるね」


昨日で学校も終わり周りは冬休みに入った


人が多いところで食べるのは花歩の体調を考慮して止めた


考えた結果、バイト先に行くことにした。