「今年の誕生日は怖がらなくて良いんだよね?」


「もちろん。不安なのは分かるけど…。大丈夫だよ」


花歩は未だに不安そうな顔をする


「奏哉…抱っこ」


これは不安になってる証拠


俺はお姫様抱っこでソファーへ連れて行く


そのまま座ると花歩にキスをする


「ここ、病院…」


「誰も来ないから大丈夫」


「でも……んっ///」


俺は花歩の唇を塞ぐ


「最近、たまに遅くなってる理由…聞きたい?」


不安になってる花歩にもう嘘はつきたくなかった


「聞かせてくれるの?」


俺は小さく頷いた


「近くのカフェでバイトしてるんだ。子供達の必要な物、揃えるために」


花歩を見ると驚いた顔をした


「この子達の為にバイトしてくれてたの?」


俺は言葉を出さず頷くだけだった