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花歩の妊娠が分かりしばらくして…


俺は近くのカフェでバイトを始めた


親父が経営しているあの店だと甘えてしまいそうだから他のところを選んだ


当の親父達はというと…


呆気なく賛成してくれた


そして、カフェを経営している親父の知り合いの人に事情を話し、短い時間だけでも働かせて貰えるよう調整してもらった


もちろん、花歩には内緒で。


病院から出れない花歩と一緒に子供の道具の買い出しに行くために…


「奏哉!!これ1番テーブルね」


そう叫んで指示を出してくれるのは親父の知り合いの若尾智人(ワカオノリト)さん


優しくて頼りになる人だ


「1番ですね。」


頼まれたデザートを1番テーブルに持って行く


接客は鍛えられたし楽しい