しばらくすると太一さんが麗さんを連れて戻って来た


「誰?このイケメン君…」


「花歩の彼氏だそうた」


「えっ?花歩の?初めまして。松岡麗です」


「村瀬奏哉です…」


テンションの高さに驚きつつ自己紹介をした


「利一の真剣な顔からするとこの子を此処に連れてきたのには理由があるんだろ?」


「さすが兄さん。分かってるな」


そういうと太一さん達は近くから椅子を持ってきて座った


「お店は落ち着いてるし話でも聞くよ」


「奏哉、話しても良いかい?」


俺は力強く頷いた


「実はな、花歩…妊娠してるんだ。」


「「えっ…?」」


やっぱり驚くよな。


「もちろん、この子との子供だよ。2人には紹介しておきたくてね」


「えー。そんなことならもっと早く言ってくれれば良かったのに。」


麗さん、麻依と同じこと言ってる