「後、1つ…」


「奏哉が真剣になるってことは、まだ何かあるんだな」


さすが、聖悟だ。分かってる


「花歩のお腹には新しい命が宿ってるらしい」


「ダブルでおめでたなのか?」


「そうなるな…」


梨莉も麻依も再び驚きつつ嬉しそう


「お腹に居るのは1人じゃないよ?」


花歩はサラッと口にした


「ということは…もしかして。」


梨莉は分かったらしく言葉を濁した


「うん。双子」


「「「おめでと」」」


祝福されるってこんなに嬉しいんだな


「母さんもおめでたらしいからトリプルだな」


“こんなに続いて良いんだろうか”ってくらい嬉しいことばかり。


麻依は花歩の隣に座ると花歩のお腹をさすっていた


「まさか友達からこんな早い報告を受けるなんてね~!!」


よっぽど嬉しかったんだな。