「ソファーに座る」


俺は花歩を支えながらソファーに座らせる


「麻依達来るかな?」


「話さなきゃいけないな」


「奏哉は後悔しない?」


花歩は不安そうに聞いてきた


「後悔?してないけど…強いていうなら花歩の体に負担が大きいことだな」


骨折してるし背中の傷がある


療養ならまだしも子供まで授かってしまったし。


「あたしのことなら気にしないで?あたしは奏哉さえ居てくれればそれで良い」


なんて優しいんだろうか。


「なんかあったら言えよな?」


「うん。でも1つだけ」


俺は首を傾げる


「喧嘩だけは嫌だからね?」


……そういうことか。


「分かった。俺も喧嘩は嫌だ」


その為にも花歩のことをもっと知る必要がある


「あたし、もっと奏哉のこと知りたい」


そう言われて嬉しかった