知歩は半年くらい前まで付き合っていた彼女


中学の時からだから2年半くらい


ほんわかしていていつも俺を和ませてくれてた。


彼女は交通事故に遭ったのち大きな病に冒されて亡くなった


……って、思い出したくないことを思い出してしまったな。


とりあえず、買った飲み物を持って奏の所へ行く


すると、奏は楽しそうに誰かと話していた


「松岡…?」


「あっ、村瀬君…だっけ?お疲れ様。」


一瞬、知歩かと思った


「どうして、松岡が此処に?」


「あたし、引っ越して来たばっかりだからお散歩してたの」


……なるほど。


「奏、りんごジュース買ってきたぞ。」


「わーい。ありがと」


ニコッと笑って俺からりんごジュースを受け取る


コイツはりんごジュースがあれば良いんだよな。