この手紙を書く前にお父さんがお見舞いに来てくれて…

“仕事の都合でこっちに転勤になったから”と言われてね。

また、“一緒に暮らせる”って思って嬉しかったんだ。

だけどね、“一緒には暮らせない”って言われてショックだった

そして、奏哉が居ない時に花歩の彼氏が訪れて甘えたの。

奏哉に甘えられたら良かったのにね…

でも、あたしは強がりだから。

それにね、花歩と奏哉は出会う予感がするんだ

花歩は姉のあたしから見ても可愛いからね。

正直、花歩が羨ましかった

可愛いし勉強は出来るし。

尊敬するところばかりなの

あたしは勉強は出来ないし可愛くないからさ。

多分、奏哉も花歩のことを好きになると思うし。


あたしには出る幕ないね


夢も見たんだ。奏哉と花歩が幸せそうに一緒にいた