「最初は不安だったんだけどな。花歩は体調崩すこと多いから」


確かに体調崩すこと多いな


「だけどな、君に出会って本当に良かったと思ってるよ。君と居るときの花歩はとても楽しそうだからね」


そう言ってもらえると嬉しい


「でも、俺が今年は厄年みたいでその災難が全て花歩に降りかかってるみたい。」


此処、数ヶ月の花歩の災難の多さは異常だな


「家族の俺が傍に居てあげたいけど仕事の処理とかが山積みで奏哉君に頼ってばっかりなんだ。済まないね」


「花歩は1人じゃありません。母さんが花歩を娘のように可愛がってるので心配はいらないです」


その言葉を聞いて利一さんはホッとした表情を見せた


「本当、ここの家族にはお世話になりっぱなしだよ。」


「こういう時はお互い様ですよ」


利一さんは“そうだよな”と言っていた