「もちろん、奏哉との思い出作りのためにもアルバム作るから」


それは楽しみだ


もし、花歩と結婚して余裕が出来たら写真見ながら振り返られたら良いな


花歩に聞きながら良い写真だけを現像していく


梨莉との写真だけでもかなりあるな


「ごちそうさま」


珍しくたまごサンドを完食していた


それだけ今は調子が良いんだろう


他愛のない話をしながら梨莉が写ってある写真だけを先に現像した


「俺との写真は明日、現像しような」


「うん。ありがと」


「キツかったら休んで良いんだぞ」


「じゃあ、寝転がって良い?」


俺は頷くと花歩を抱き上げベッドに寝かせた


そして、その隣に俺も寝転がる


「背中の傷、だいぶ治ってるらしいけど、まだ痛むんだよね」


あれだけ深い傷なら治るのにも時間が掛かるだろう