外泊許可が出た

それが嬉しくて

頑張れそうな気がした

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奏哉に“家に帰ろう”と言われた時は驚いた


だけど、嬉しかったんだ


病院は窮屈だしすることないし


体調も良かったり悪かったりだから学校にも通えない


受験が終わった奏哉は今まで以上に付き添ってくれるようになった


大学も合格したんだって。良かった


奏哉の大学受験から月日がすぎいつの間にか１０月に…


今はゆっくりした時間が流れてる


奏哉と２人きり


２人で奏哉の撮った写真を見てる


「あたしも現像しなきゃ」


頼みたかったけどタイミング逃してたんだよね


「じゃあ、一緒に行こうな」


まだ外泊出来ていない


１度、ＯＫが出たけど直前に体調崩して先延ばしに…


楽しみにしてたのに。