「話し終わった?」


母さんがお茶とお菓子を持ってきた


「未咲さん、ごめんなさいね。ありがとうございました」


「いいえ。あたしに出来ることをしただけです」


お茶を飲みながら話すこととなった


「花歩の喜ぶことを考えなきゃいけねーんだけど…」


「それなら買い物にでも行ってきたら?花歩ちゃんの好きな物を買ってあげると良いわ」


花歩の好きな物か…。


「利一さんに事情は話してあるから」


利一さん、ショックだっただろうな…


「だけど、仕事が忙しいみたいだから此処で面倒を見ることになったわ」


その方が俺も良いと思う


俺自身も花歩のこと心配だし


間近で見てた方が安心する


「廉君にも拓海から話してあるわ」


一応、担任に報告しなきゃいけないんだよな。