「奏ちゃん、居るから止めてよ…///」


……そうだった


俺は花歩を抱きしめるだけで終わった


「奏ちゃん、おいで?」


花歩は奏を抱きしめた


知歩とこんなことするなんてなかったな…


花歩は小さいし温かい


「奏、母さん買い物行くって言ってたよな?」


さっき、花歩が寝てる時に言ってたような…


「そうだよ~」


「奏、買い物行くよー」


母さんが奏を迎えに入って来た


「うふふ。2人とも幸せそうね」


母さんは俺たちの雰囲気を見ただけで分かったらしい


「未咲さん。宜しくお願いしますね」


花歩は律儀に挨拶をしていた


「こちらこそ、宜しくね。娘が出来て嬉しいわ」


母さんは嬉しそうだ


「奏哉、仲良くしなさいよ」


それくらい分かってる


花歩とはケンカしたくない