「前にさ、麻依から知歩からの手紙、受け取ったよな?」


花歩は小さく頷く


「それに書いて会ったんだ。“新しい恋をして”ってな」


「それが、知歩の妹のあたしだよ?奏哉はそれで良いの?」


俺は笑顔で頷いた


「奏哉…あのね…」


花歩は俺に強く抱きついた


「あたしも奏哉が好きだよ」


その言葉を聞き驚くと共に嬉しくなった


「花歩、顔上げて?」


“えっ…?”と驚く花歩に優しくキスをする


「恥ずかしい…///」


真っ赤にして可愛いヤツ


「もう一度な。俺と付き合ってくれますか?」


「あたしで良ければ…。宜しくお願いします」


花歩は目に涙を溜めながらも笑顔で返事をしてくれた


花歩の過去はゆっくり知ろう。


今は想いが通じた事がとても嬉しかったんだ